絵に自信が持てない自分との付き合い方

絵を描き始めたきっかけは人それぞれ。

ただ楽しくて描き始めているうちに、自分の絵を見て

「素敵だね」「癒されます」と言われることが増え

そのうちに「絵を買いたいです!」と言ってくれる人が現れる。

そうなってくると、描いた絵を求められているにもかかわらず

自分に自信が持てなくて自分の価値を下げてしまう発言を

してしまった・・・というかたもいるはず。

実は昔の私がそうだったのです。

 

「自信」とはどこからやってくる?


絵を始めたばかりの頃は

ただ描くことが楽しくて

描くことで心がスッキリとして

私にとってはセルフヒーリングの一つでした。

 

そのうち、少し前の自分と同じような方と出逢うようになり

 

絵を描くことで

心にも大きないい変化が起きることを

伝えてあげたい!

 

今思えばお節介なのかもしれませんが

そんな思いから絵を描き、教えることを始めました。

 

そうしているうちに

 

「やっぱり先生の絵は綺麗ですよね」

「いつも先生の絵を見て癒されています」

「先生みたいな素敵な絵を描けるようになりたい」

 

と言われるようになると

 

「私の絵が人の心を癒しているのかな」

「私の描いた世界を好きだと言ってくれる人がいる」

 

このような感覚を日々感じていくことで

自分の絵の価値というものが

少しずつ上がってきて

自分の絵に対する自信というものが

少しずつ蓄積されて増えていきました。

 

人には基本的欲求というものがありますよね。

 

生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求

承認の欲求、自己実現の欲求

 

ひとは生理的欲求を除いて

これらの欲求が満たされない時に不安になったり

緊張を感じたりします。

 

この欲求の中でも、私の場合

「承認の欲求」が満たされていったこと

自信につながっていったのではないかと思うのです。

 

「自信」が付くと絵の価値にも変化が起きる


 

初めて絵が売れたときのことって

絵描きの方であるなら印象深いのではないでしょうか。

 

私は、初めて出店のイベントの時に

 

「絵を購入したいのですが、おいくらですか?」

 

と言われて、飛び上がるほど嬉しかった半面

自分の中では思い切ってつけた値段でしたので

 

「え!この金額でも買ってくださるのですか!?」

 

と心の中で叫んでいたのを覚えています。

 

絵の相場とかがよくわからなくて

思い切ってつけた値段。

 

とにかく本当に嬉しくて

思わずうれし泣きをしてしまったくらいでした。

 

当時の私の画力を考えると

今思えば妥当な値段かなとも思いますが

 

描いていくうちに

 

「もっと沢山の方の心へ響く絵を描きたい!」

「もっと見た方の心へ届く絵を描いていきたい!」

 

そう思うようになるのと同時に

絵に関する知識や画力を上げるための勉強や

美的感覚をアップさせるために

美術館へ足を運んでみたりと

 

「画力アップ」

 

を目標に日々勉強してきました。

 

 

そうこうしているうちに、もちろん画力もアップ

必然的に絵の価値(=価格設定)を上げることにも

繋がってきています。

 

今後は自分の絵の価値を上げるためにも

それに見合った自分になれるよう

この学びは勿論毎日継続中ですので

絵を描いている間は終わりはないのですがね。

 

 

自分(絵)の価値を下げるNGワード


 

「いままでやったことがないんですよね・・・」

 

絵の依頼を受けたばかりの頃、私が使っていた言葉。

今思うとなんてもったいないことを言っていたのでしょう。

 

やったことがないことをチャレンジして

乗り越えていくからこその成長があるのに

 

上手くできるかどうかわからないし・・・

失敗したらどうしよう・・・

 

そればかりが頭に浮かんで

失敗した時の言い訳の為に言っているような言葉。

 

でもね

大抵はできるから私のもとにきた話であるように思うのです。

 

先方からしたら

 

「この人はこんな絵を描くんだ~。

だったらこれもお願いしたいな。」

 

きっと自分が発信してきた絵や活動を見て

 

「この人なら大丈夫!できる!!」

 

と感覚で思ったから言ってきてくれた事。

 

だから

「いままでやったことがないんですよね・・・」

と言ってしまうということは

先方に対して不安を招きかねないってこと!

 

「あぁ、そうなんだ。だったら違う人探そうかな。」

 

そう感じてしまうのが人間の心理というもの。

 

あなたもこうやって

自分の絵の価値を下げる言葉をつかっていませんか?

 

こんなことにならないためにも

まず

 

自分から絵の価値を下げるような発言はしないこと!

 

そして

 

いつどんな話が来てもいいように

自分の画力、実力を上げること

を今から始めてみませんか?

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