描きたい!と思う気持ちはあるけど
何を描こうか・・・と悩むこと、私にもあります。
描きたいと思えば思うほどドツボにはまっていく。
そんな時に、アイディアが湧いてくるおすすめの方法を
ご紹介いたします。
描きたい!でも何を描く?
ある日の夜、無性に絵を描きたい衝動にかられた私。
「とにかく描きたい!」
と思ったところで、何を描きたいのか
わからなくなってしまったときがありました。
多分、自分の中の色々な気持ちがいっぱいになり過ぎて
「思考」というバケツからあふれ出した状態。
私にとって、絵を描くことの意味として
自分の思考を「絵」としてアウトプットすることで
スッキリできる! リフレッシュできる!
という意味合いもあるのです。
世の中の画家の方々の中でも
少なからずそう感じたことのある方はいるのではないでしょうか?
そんな時には、
「頭の中を整理してイメージをあっという間に引き出す力」
というものが必要になってきます。
イメージをあっという間に引き出す方法とは?
みなさん、「マインドマップ」というものをご存知でしょうか?
「マインドマップ」って何?
トニー・ブザン(Tony Buzan)という、イギリス・ロンドン出身の
著述家がブレインストーミングの手法を提唱した
思考や発想法の一つです。
要は、頭の中に湧き出るイメージ、思考を書き出し
見える化して整理していく為の思考ツールのこと。
私が実際に描いた絵をもとに
私の頭の中を見える化したものがこちらです。
まず、自分は今一番何が気になるのか? 好きなのか?
を考えてみたところ
「宇宙を描きたい!」
でした。
そして、「宇宙」というワードから
連想ゲームのようにイメージが浮かぶものを
植物の根っこが成長していくかのように
つなげて、つなげて書き出していきます。
ある程度広げていくと、パッと俯瞰してみたときに
気になるワードがいくつか出てきます。
それが
「宇宙を描きたい」 「惑星」 「神秘的」
「神秘的」 「陰陽」 「ホワイトタイガー」
「好き(青いものや星)」
これで、ほぼ描きたいものが絞れてきて
頭の中にもなんとなーくイメージが湧いてきました。
出てきたキーワードを絵に描きだす!
~出てきたキーワード~
「宇宙を描きたい」 「惑星」 「神秘的」
「神秘的」 「陰陽」 「ホワイトタイガー」
「好き(青いものや星)」
この中から、まず一番奥(背景)となる部分から描いていきます。
順番に並び替えてみると、下記のような作業手順となります。
「宇宙を描きたい」
↓ ↓
「好き(青いものや星)」
↓ ↓
「惑星」
↓ ↓
「神秘的」
「陰陽」 ・・・白と黒
↓ ↓
「ホワイトタイガー」
こんな手順で出来た作品がこちらです。
青く星が瞬く宇宙を描き
初めは何の惑星でもなく描いてみようと進んでいったら
何となく「陰陽」のマークに見えてきて・・・
「言われてみれば陰陽マークだ」
と言われるくらいのさりげなさをイメージしつつ
惑星を描きました。
そして、右下の空間が空いてしまったので
そこに命がある何かを入れたいと思い
浮かんだものが・・・
「陰陽」マークと言えば「白と黒」のイメージ。
そして、非現実的で、神秘的存在でもあるカッコいい生き物
ということで浮かんだのが「ホワイトタイガー」でした。
要は、浮かんだイメージをどのように組み合わせていくか。
それが案外大切な事!!なんです。
頭の中に浮かんだものの繋がりを整理し
それを一枚の絵の中に組み合わせていくことで
唯一無二のあなただけのアートが完成するんです。
それでも、慣れるまでは
なかなかキーワードすら浮かんでこないといった方も
いらっしゃるかもしれませんが
これはとにかく、繰り返し、繰り返して慣れていくこと!!
練習あるのみです。
最後に
今回は、あえて紙に描き出したものをご紹介しましたが
普段、私はこの作業を頭の中でやっていることが多いですね。
これは、自然と頭の中で練習を重ねるうちに会得した技!
なのかもしれません。
ですが、こうやって紙に書いていくこと、見える化することで
さらに整理しやすくなりますので
「絵のアイディアが浮かばない・・・」
と行き詰ってしまったとき
そこから抜け出す手段の一つになるかもしれませんので
よろしかったら試してみてくださいね。