絵を描いてみよう!と思ったら、まずあなたは何を使って描きたいですか?
まずは身近な画材で描いてみる?
クレヨン? 色鉛筆? 鉛筆? 得意であればパソコンの機能を使って描いてみるのもいいですね。
他の絵具を使って描いてみたい・・・
そう思ったあなたなら、まずはどんな画材があるのかどんな画材が自分にあっているのか
気になると思います。
中でも、私が使ってみたいくつかの画材の特徴をご紹介いたします。
ふわりと柔らかく優しい表現が特徴の「パステル」
顔料を粉末にして固めたものでチョークのような素材のパステル。
種類も、ハードパステル、ソフトパステル、オイルパステルとあり
それぞれ特徴が違ってきます。
①ハードパステル
私のレッスンでも使っているのはこの「ハードパステル」
削って粉状にしたものを指で塗っていったり
角を使ってラインを描いてみたり描き方も色々。
鉛筆のようになったパステルもあります。
発色はソフトパステルよりも強めですね。
②ソフトパステル
ハードパステルよりも柔らかく、伸びやすいため、広範囲にふんわりとした表現が可能。
③オイルパステル
顔料をワックスと油で練りこんだもの。 柔らかく伸びがよく、発色もいいため
子供の初めての画材としてもおすすめ。 今は野菜やお米、蜜蠟でできた
口に入れても安心なものを発売されています。
色のにじみを楽しめる水彩
①透明水彩
水で溶いて、水彩特有のにじみを活かし、
優しい色合いの絵を描ける。
下に描いたものも透けてしまうため
重ね塗りには適してはいません。
これは透明水彩で描いたRinの自画像。
②不透明水彩
透明水彩同様水でといて
水彩特有のにじみをいかし
優しい色合いの絵を描ける。
下の色を覆い隠すように色を重ねていけるため
水彩でありながらアクリルのような
要素も楽しめます。
重ね塗りが特徴のアクリル
石油から作られたアクリル樹脂に顔料を混ぜたもので
キャンバスや紙類以外にも
木や布など描けるものは多岐にわたります。
乾く時間も早いのと、重ね塗りに適しているので
初心者向けの気軽に楽しめる画材ですね。
白と黒のコントラストで陰影を表現できる鉛筆
固さの種類は10H~10Bとかなり幅広くありますが
絵を描くのでしたら柔らかなほうがおすすめです。
3B~3H程度あればまずは大丈夫でしょう。
絵をトレースする場合、6Bのものが扱いやすいです。
ちなみにこちらは2Bのシャープペンで描いたもの。
もっと緻密に描いていけば、まるでモノクロの
写真のようなかっこいい仕上がりになりますね。
最後にまとめ
上記のほかにも、油絵や日本画など色々な絵具があります。
それぞれで仕上がりの雰囲気も色々。
上記に詳しく書いたもの関してなら
①パステル画・・・水を使わないため、手軽に始められる。 画材がよくもちます。
優しい表現が好みの方。 お子様に大人気。
②水彩画・・・繊細な色のまじりあいを楽しめる。 伸びがよくうすーく塗り拡げられる。
③アクリル画・・大きな作品向き。乾燥が早いので仕上がりまでがはやい。
重ね塗りで深みを出せる。 はっきりとした色の表現が得意。
「簡単!綺麗に!短時間で完成!」
が私の好みなんです。
絵のレッスンに行っても、1回で作品を完成させて帰りたい。
そんな私が、今までに
色々試していって行きついた絵具は
私にはアクリルやパステルがベストでした。
じっくりしっかり丁寧に描きたい!
短時間でもそれなりの作品にしあげたい!
思いもよらない色と色の混ざり合いを楽しみたい!
など好みは様々。
ご自身にあった絵具で「描くこと」「表現すること」を
楽しんでいっていただけたらと思います。