「必然なる繋がり」のはじまりはここから・・・

なんとな~く行ってみたいと思ったところで

ばったりと知り合いに出逢い、そこから頻繁に会うようになり

一緒の仕事をするようになった!など

自分の感覚では「なんとなく」取った行動が

一つ、二つと繋がっていくうちに

「あ!このためにあの日あの人とばったり会ったんだ。」

というようなことってありませんか?

関西一人旅をするなかで、まさにその始まり!?

とも思える出来事がありましたのでご紹介します。

 

何となくとった大阪の宿


 

実ははじめは、「大阪=心斎橋」のイメージが頭にあったので

心斎橋に宿を予約していたのですが

直前になって、なんとなくホテルを変えたくなって・・・

 

検索しなおして、出来たばかりの良い感じの宿を天王寺に見つけて

予約を取り直していたんです。

 

予約をとったあと調べてみたら

「あべのハルカス」というある意味観光名所が近くなのを知って

とりあえず大阪らしいところ行けそうだし~と

軽い感覚でその日は宿へ向かいました。

 

関西旅の初日は、京都から移動して

大阪天王寺にあるホテルへ夕方チェックイン。

 

あまりふらふらしても迷子になりそうだったので

夕飯がてらあべのハルカスのレストラン街へ。

 

 

そこで目に留まったのが「あべのハルカス美術館」。

それもタイミングよく開催中だったのは「北斎」の展示。

気になりつつも夕飯を食べるのに

エレベーターに乗りレストラン街へ向かいました。

 

大阪らしいものを食べようと思って選んだメニューは

とりあえず串カツ!

 

そして、一日中大したものも食べず

重い荷物をもってクタクタになっていた私は

お決まりのハイボールを1杯。

 

串カツとハイボール・・・

 

もはや「おやじメニュー」ですが

そこはスルーしてくださいね。

 

そして、お腹も満たされ会計へ向かうと・・・

さっき目にした「北斎展」の割引券がレジ横に!!

 

これは見に行きたい!

 

そう思った私は

翌朝朝一で向かうことにして眠りにつきました。

 

なんとなくの先に得たものとは?


 

ホテルにとりあえず荷物を預け

オープンの10時少し前に到着!!

 

ところが甘かった・・・

すでに長蛇の列・・・

 

エレベーターに乗って上がっては見たものの

チケットを買うために40分くらい並ぶことに。

 

並んでいる間、周りの人たちの会話を聞いていると

どうやら最近テレビで紹介されたとのこと。

 

タイミング的にちょっと遅かったか・・・

でも仕方ない!と並んでいるうちに会場入り。

 

中に入ってみると、作品は大きいものばかりではなく

小さいものもかなりあったので

小さなものは人混みの隙間からかろうじて見られる程度で
なかなかじっくりは見られなかったのが残念でしたが
北斎の世界を堪能♪

そして当日、購入してきたポストカードは4枚。

上: 
《上町祭屋台天井絵「濤図」》 
弘化2年(1845) 
小布施町上町地区自治会蔵
右下: 
《鳳凰図天井絵彩色下絵》
弘化3年(1846)頃
小布施町・岩松院蔵
左下: 葛飾応為「吉原格子先之図」
 

宇宙を感じる「濤図」は一目惚れでした。

 

今まで私がイメージしていた「北斎」は、「富士山と波」。

 

そのような絵とはまた違っていて

波の先に宇宙が広がっているような構図は

現代でも通用するかっこ良さがありました。

 

奥行きを出すための色使いは

本当にため息が出る美しさ

 

確か写真左側は男性性

右が女性性を表現しているとのこと。

 

そして北斎の娘である葛飾応為の中でも

一番大好きな「吉原格子先之図」もあったので迷わず購入♪

 

ご興味のある方は、応為のアニメ映画「百日紅」も是非ご覧ください。

 

最後に


 

北斎の展示があるとも知らず

たまたま天王寺に宿をとっていたのですが

展示の説明でもキーワードに

私が描くことも多く興味のある「宇宙」がちらほら出てきたり

メインになる「濤図」からは新たなインスピレーションもわいてきたり。

 

実は、描く絵の予定はあったものの

イメージがなかなかわかなくて苦戦しているときだったので

まさにこの「北斎」を間近に見て感じることで

創作意欲のスイッチを見つけることができました!

 

一見たまたまのように思える行動でも

きっと全ては必然の流れの中にあって

繋がっていくんだなぁ~と感じた旅の初日となりました。

 

関西一人旅。

次はいよいよ兵庫県へ上陸です!

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