絵の具を使わずにアレで描ける不思議なアートとは?

「アーティスト」と言っても、私のように絵を描く画家や

書道家、彫刻家、ミュージシャン、写真家など

多岐にわたります。

そんな中でもストリートパフォーマーとして活躍されている

「ヘブンアーティスト」のかたとの出逢いを

お話していきたいと思います。

「ヘブンアーティスト」ってなに?


 

石原都政により2002年から始まったストリートパフォーマーの認定制度。

東京を拠点として、ストリートで音楽や大道芸などのパフォーマンスで

活動している若手アーティストを対象に審査をして、

合格したかたへ「ヘブンアーティスト」というライセンスを交付。

 

現在路上でのパフォーマーの活動は制限がかなり強く

きちんと許可を取っていないと警察に連行されてしまうこともあるそう。

 

知り合いの書道家のかたも

以前路上で書きおろしをしていたようですが

通報されたりすることもあり

警察が来るとすぐに撤収しなければならないとか。

 

そんななか、都が指定している公園などで

「ヘブンアーティスト」のライセンスを持ったひとが

パフォーマンスや音楽演奏などをできるような場を都が設けることで

都民のみんなが気軽に芸術文化に触れる機会をもてるようになり

アーティストと観客間での交流をとおして

芸術文化に触れる場ができるようにということになったそうです。

 

私が初めて見た絵を描く技法とは?


浅草のぱんだカフェで開催の「はなはなマルシェ」へ出展していた時のこと。

その時はちょうどハロウィンの時期と重なっていて

田原町商店街としてのハロウィンイベントも開催していました。

 

ふとカフェから外に出てみると、

ぱんだカフェの目の前になにやら人だかりが。

 

近くに行ってみると、仮面をつけて

ちょっと怪しげな雰囲気のいでたちをしたかたが

絵を描くようなセッティングをされていました。

 

何気なしにそのまま見ていると・・・

音楽と共に、スプレーを使って、

それも5分から10分くらいで、あっという間に

神秘的な宇宙の絵を描くアーティストさんでした。

 

宇宙の絵を描きたくて、さらにパステル以外のもので

表現するものはないかと探していた私。

 

いきなりとは思いましたが、勇気を出して直接声をかけてみました。

 

伺ってみると、その日は田原町からの依頼の仕事だったらしく

普段は「ヘブンアーティスト」として、

上野公園や浅草近辺で路上アートパフォーマンスをされているとのこと。

 

アーティストネームは、「ファイター」さん

 

色々お話させていただいて、とりあえずその時はSNSで繋がらせていただき

「ヘブンアーティスト」「スプレーアーティスト」とはどんな活動なのかを

拝見させていただくこととなるのです。

 

偶然の再会!?


 

その日は、まりりんと美術展を観に上野へ。

その後、上野公園をふらふらしつつ

次は旧岩崎邸庭園に行ってみようということになり

ちょうど西郷さんの像がある近くあたりだったでしょうか。

 

シートを広げて、パフォーマンスしている人を発見!

 

 

そう!そうなんです!!

その日、たまたまパフォーマンスに来ていたファイターさんでした。

 

スプレーを巧みに塗り重ね

時には蓋のようなものを使って惑星を表現したり

紙を使って乾ききる前の絵をこすり

あっという間に山を表現したり。

 

「へ~~~~」

「ほぅ~~~~」

「すご~~~~~~い」

 

あっという間に神秘的な世界観のアートが完成するスプレーアートは、

行きかう人の心を魅了するアートですね。

 

ファイターさんのパフォーマンスを偶然にもみることができ

その日はアート三昧な一日となりました。

 

最後に


 

アートといっても、スプレーを使ったり

部屋に大きな紙を敷き、天井からつるしたひもにぶら下がり

自分の足で絵を表現する人がいたり

筆を使って描くだけがアートではないのですよね。

海外の路上パフォーマンスとして

スプレーアートはかなり広まっているようですが

日本国内ではまだまだのように感じます。

 

そんな中、大道芸的スプレーアートのライブペインティングパフォーマンス
日本第一号 のファイターさんに出逢えた私。

 

それも、またまた「ぱんだカフェ」と繋がったことから

出逢えたご縁。

 

こうやって、自分の動いた軌跡をみていくと

不思議な流れが繋がってこその

今の画家活動なのだな~と感じます。

 

人生って面白いですね。

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