初めての講座デビューの日。
今まで人に何かを教えるといった経験のある方でしたらいいのですが
初めて自分が取得した資格を活かし講座を開催するとなると
どのような手順で進めていっていいか
なかなかイメージが湧いてこないと思います。
今回は、Rinが今まで経験してきた中で得てきた
色々なポイントと共に講座の流れをご紹介したいともいます。
講座の大まかな流れ
①まずは下準備
人数分の道具一式を会場のテーブルにセッティングして
いよいよ生徒さんが来るのを待ちます。
下準備をしっかりしていれば、いざ講座が始まってからも
あたふたせず心に余裕が生まれます。
そのためにも、忘れ物がないかなども含めチェックはしておきましょう。
それまでの流れは→講師デビュー!レッスン当日までの準備は何が必要?
をご覧くださいね。
②会場の緊張感をほぐしましょう!
まずは「自分」を知ってもらうために、講師紹介をします。
普段どのような活動をしているかなどもさらっと話したうえで
講座と関係ない話を挟んだりもします。
というのも、来てくださった方々は皆様初めての場所で
これからどうやって描いていくのだろうと楽しみと不安を感じていますよね。
お一人で参加されている方ばかりでしたら、皆様なおさら緊張されてい
ます。
そこで、 季節の話、今日の天候の話や会場に来るまでの話など
世間話を交えて講師から初めに話すことで
ふっと皆様の緊張感がほぐれて
お隣さんと話したりするきっかけになったりもします。
③生徒さん同士の距離を縮めましょう!
講師と生徒さんとの距離が少し縮まったら
今度は、生徒さん同士の距離を縮めるきっかけとして
かるく自己紹介をしていただきましょう。
いきなりで逆に緊張されてしまわないように
「簡単にで大丈夫なので~」とさらっと進めましょう。
④いよいよ描いてまいりましょう!
まず、パステルアートとはどういうものか。
パステルの特性、どのように楽しむことができるのかなどを
かみ砕いてわかりやすく説明をします。
パステルアート経験や絵のご経験があるのかどうかも確認しましょう。
教えていく上で抑えておいてほしいポイント
講座内では色々な方に対応していかなければなりません。
そうしないと、講座の時間を大幅に過ぎてしまうということも。
また、いかにわかりやすく、なおかつ楽しんでいただけるかを
気を付けていかねばなりません。
そのために必要なポイントを5つご紹介します。
ポイント―1
受講生の人数が増えれば増えるほど
お一人お一人の進行状況は違ってきます。
受講生の皆様をまんべんなく見渡しながら
遅すぎず早すぎず進めていきましょう。
この際、あくまでも主役は受講者の方であるという意識を忘れずに
講師優先のペースになりすぎないように。
ポイント―2
「上手ですね~」
ついつい言ってしまいがちな言葉ですが、
聞こえようによっては、ちょっと上から目線になってしまうことも。
そんなときは
「〇〇のタッチがきれいに表現されていますね~」
などと言い方を変えてみるのも一つです。
ポイント―3
第一に、相手の理解を助けるという意識をもつようにして
専門用語をいきなり使わないよう
かみ砕いて説明をするように心がけましょう。
ポイント―4
一人ひとり、色選びに悩んでしまう方
配置に悩んでしまう方など時間がかかるポイントは色々。
そんなときの魔法の言葉・・・
「直感で初めに思ったようにしてみると
いい感じに仕上がりますよ~」
これ、結構効きます!
ポイント―5
大人になればなるほど「自由」に選択することが難しくなります。
これは、生きてきた中で、いわゆる空気を読むというのでしょうか
「これが常識。普通。」というものを自然と身に着けてきてしまっているのです。
だからこそ、 「自由」に何かを選択できたとき
人は喜びや楽しさ、満足感を感じやすいと私は思っているので
私の講座では基本的にアレンジは自由にしていただいています。
ですが、「自由に色も配置も選んでいいですよ~」といっても
困って止まってしまう方も正直多い。
そんなときは無理強いせず
「まずは見本通りにとしてみましょう。」とお勧めしてみましょう。
誰もが初心者! まずは経験を積もう!!
お一人お一人色の好みが違えば、スピードも器用さもひとそれぞれです。
私自身も、沢山の方のレッスンをこなしていく中で
自然と培ってきた感覚があるからこその今。
緊張していそうだな~と感じたら
そっと話しかけてあげて気持ちをリラックスさせてあげるのが大切です。
「講師」という立場ではありますが、偉ぶらず
受講生の方の目線におりたってみて話してみるようにすると
自然と皆様、心がほぐれてきて
講座を終えるころには笑顔になってお帰りいただけるように
なると思います。
まずは経験!
私も初めは皆様と同じ初心者だったのですから。
気負いせず、ご自身が講座を楽しむように進めてまいりましょうね。